髪の老化について正しく知ろう|似合うヘアスタイル

髪の老化について正しく知ろう
■髪の老化とは?
肌とまったく同じように髪も残念ながら老化していきます。
若い頃は髪は1日に0.3ミリ~0.4ミリずつ伸びます。なので、月に1センチ以上は伸びています。そして1日に100本程度抜けていきます。
また、髪の寿命は(これは毛穴に関係しますが)7年程度です。この寿命とは何をいうかと言うと、髪が抜けないでいられる期間を言います。なので髪はある程度までいくと伸びなくなるのではなく、毛穴が限界にきて抜け落ちるので、永遠には伸びないのです。
計算してみますと、一年に12センチ程度延びたとして、毛穴の寿命が7年ですので、80センチくらいが髪が伸びていられるMAXということです。
髪の中は、ケラチンというたんぱく質で出来ています。
若い頃は、当然密に入ってますので、痛みにも強いし、ハリもコシもあります。天使の輪も出来る わけです。髪のうねりもなく、きれいなさらさらストレートの方が多いです。
■髪の老化はいつから始まるか?肌と同じです。
30才くらいから少しずつ始まりますが、肌と違って、それほど変化を感じずらいので、この時期は気が付かないことが多いようです。
40才を過ぎると多かれ少なかれ、感じる方も多いでしょうか?(私もそうでした)
■髪が老化するとどうなるのか?
①伸びるスピードが遅くなる。
肌のターンオーバーが遅くなるように、髪の伸びも遅くなります。お子さんの髪と比べると、伸びるスピードが遅くなったことに気が付きますよね?
②髪の寿命が短くなる。
つまり毛穴の根性がなくなって(笑)7年ももたなくなることが多いです。(5,6年で抜け落ちてしまうようになります)
ですので、50歳を過ぎても胸下まであるロングヘアーの方は少ないはずです。そこまで伸び辛くなってくるからです。
③ケラチンの量や質も変わってくる。
その結果、ハリやコシがなくなり ますし、ストレートだった毛がうねってきます。なので、天使の輪が出来づらくなるわけです。
それ以外にも当然、黒髪が白髪になるというのも老化のひとつです。
よく髪の表面がうねっていると、ご自分の髪が痛んでいると勘違いして、しっとりタイプのトリートメントを使っている方がいますが、これは逆効果です。
うねっているのは、残念ながら痛んでいるわけではなく、髪がストレートでは無くなってしまったということです。
そして、当然、コシも無くなっているので、しっとりタイプのトリートメントを使いすぎると、余計にボリュームの無いぺったりしたヘアスタイルになるので、老けてしまいます。
知っていれば自分の髪とも上手に付き合えるじゃないですか?
老化っていう言葉がよくないですね、年齢を重ねた髪とも上手に付き合っていきましょうね!